老年期の診療

老年期の診療について

老年期になるとこれまで蓄えた経験から、より豊かな精神生活を送ることが可能になりますが、一方で身体的な衰えを隠すことができません。この衰えは、もちろん脳にも起こり、記憶力の低下は誰でも感じる変化ではないでしょうか。身体的な衰えや症状に対しての不安、物忘れなどの背景には、うつ病や不安症、認知症などの問題が隠れていることがあります。また、体の病気や内服しているお薬の影響で一時的に認知機能が低下すること(せん妄)もよく見られます。ご本人に対してのきめ細かい診察、尊厳をそこなわない関わりに加え、ご家族や介護スタッフ、かかりつけの身体科医師の先生方と綿密な連携を行いながら治療を行います。

画像:老年期のお悩み
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